U18日本代表が劇的サヨナラ勝利 無傷の7戦全勝で決勝進出
「U18W杯・2次リーグ、日本6-5パナマ」(12日、沖縄セルラースタジアム那覇)
日本が7戦全勝で決勝進出を決めた。
森下が先発。初回先頭でいきなり左翼への三塁打を浴び、無死三塁で一ゴロ間に先制を許した。それでも二回以降は立て直して七回まで一人の走者も許さず。21人連続アウトで毎回の10奪三振をマークし、圧巻の投球を披露した。タイブレークに突入した延長八回も続投して1死二、三塁から空振り三振。7回2/3を1安打1失点、11奪三振で奥村頼にバトンをつないだ。
ただ、奥村頼は2死二、三塁から中前適時打、2死満塁から押し出し四球を献上。その後、辻が登板するも連続押し出し四死球で2失点。4点ビハインドを背負い、一時敗戦ムードが漂った。
打線は五回まで毎回走者を出しながらも攻めあぐねた。二回1死一塁ではアメリカ戦で同点適時打を放って勝負強さを見せた横山が二ゴロ併殺。三回1死一、二塁では藤森が打席に入るも2ボールとなったところで相手先発のメディナからオルテガにスイッチ。カウント途中での継投に対応できず三邪飛に倒れて好機を逸した。ただ、六回2死三塁で為永が中前適時打を放って同点に追いついた。
4点を追う延長八回タイブレークは1死満塁から阿部、奥村凌、為永の“横浜トリオ”の3連続適時打で再び同点に追いついた。延長九回タイブレークのパナマの攻撃を中野が無失点でしのぐと、その裏の1死満塁で岡部がスクイズを決めてサヨナラ勝利を果たした。
前夜のアメリカ撃破に続き、米大リーグの歴代最多セーブ記録保持者で米野球殿堂入りした元ヤンキース・リベラ、3月に来日したカブスのアマヤなどを排出した野球大国のパナマに勝利。連覇を引き寄せる大きな白星を手にした。





