U18日本5戦全勝 プエルトリコ完封 奥村頼が3回無失点 自己最速更新148キロ
「U18W杯・1次リーグ、日本3-0プエルトリコ」(9日、沖縄セルラースタジアム那覇)
1次リーグA組で2次リーグ進出を決めていた日本はプエルトリコに3-0で勝ち、5戦全勝で1位通過を果たした。プエルトリコは3勝2敗。日本は二回に先制し、終盤に加点。横浜の奥村頼人(3年)ら3投手の継投で反撃を封じた。7日に悪天候のため中断された韓国-南アフリカは10日に再開。各組3位までが進む2次リーグは11日から始まり、進出チーム間の対戦成績は持ち越される。上位2チームが14日の決勝に進む。
投打二刀流で臨んだ奥村頼が「投」で、日本の1位突破に貢献した。「5番・投手兼指名打者」で先発出場し、3回無失点、無四球と危なげなし。「しっかり自分の球を投げることができた」と喜んだ。
球威十分の直球で、2者連続3球三振の立ち上がり。公式戦では自己最速を更新する148キロを計測した。夏の甲子園大会後、約4キロ減量し「動きやすくなって球が走るようになった」という。鋭いスライダーとのコンビネーションもさえ、5三振を奪った。
名門の横浜(神奈川)で背番号1をつけ、4番打者を務めた左腕。降板後も指名打者として出場できる通称「大谷ルール」を適用し、打席に立った。「打」では無安打に終わり「小倉監督から(今大会は)『奥村ルール』だと言われた。次はその名が根付くようにやっていきたい」と奮起を誓った。





