U18日本代表が開幕3連勝 下重、西村、奥村頼“左腕トリオ”前日8得点のキューバ打線を完封リレー
「U18W杯・1次リーグ、キューバ0-3日本」(7日、沖縄セルラースタジアム那覇)
1次リーグA組では、連覇を狙う日本がキューバを下し開幕3連勝とした。下重賢慎(健大高崎)、西村一毅(京都国際)、奥村頼人(横浜)の左腕3投手が継投し、今大会初の完封勝利。打線は三回に相手失策と奥村凌大内野手(横浜)の適時打で2点を先制。完封リレーをリードした横山悠捕手(山梨学院)が五回に追加点を奪う左前適時打を放った。
南国の日差しを浴びながら今大会初のデーゲーム。左腕3人が、前日のイタリア戦で13安打8得点のキューバ打線をわずか2安打に封じた。
先陣を切ったのは下重だ。序盤2回は完璧に抑え攻撃にリズムをもたらす投球。三回には2四球が絡み2死二、三塁の危機を招いたが、最後は力強い直球で空振り三振を奪い、雄たけびを上げた。西村や末吉良丞投手(沖縄尚学)に助言をもらい「打者の手元でキレるようになった」というスライダーも駆使し、4回無失点。北海道から駆けつけた両親の前で好投し「この日のために準備してきた。ベストピッチができた」と笑った。
2番手では西村がマウンドへ。キレのある直球とチェンジアップで打者のタイミングをはずし、2回2/3で4奪三振と圧巻。「良い投手たちとつないで投げることができてうれしい」と振り返った。七回に34球目で2死を奪い、中1日の投球制限がかかる41球を前に降板。代わった奥村頼が143キロ直球で空振り三振を奪い試合を締めた。
「それぞれの投手が持ち味を出してくれた」とリードした横山。抜群の投手力を基盤に、さらに勢いに乗る。





