楽天・中島 4時間58分の激闘に終止符 初サヨナラ打に手荒い祝福
「楽天6-5西武」(9日、楽天モバイルパーク)
4時間58分の死闘に決着をつけたのは、楽天・中島のバットだった。自身初のサヨナラ打に仲間からの手荒い祝福もどこか心地よい。「すごくうれしかったですね。水をかけられるのとか、ちょっと楽しかったです」。勝利をたぐり寄せた一打で、大歓声を独り占めにした。
1点を争う攻防は延長戦へと突入。負けられない戦いに両軍が総力戦だ。迎えた延長十一回2死一、三塁。「こんな遅くにもかかわらず、たくさん球場に残って応援してくれる人がたくさんいる。何とか勝ちたい」と強くバットを握り、最後は詰まりながらも直球を左前へと運んだ。
1週間前には二塁さえ踏めずに敗れた西武・今井との再戦で、この日は2回までに4得点。マウンドから引きずり下ろすことに成功するも、2度同点とされるなど苦難の連続だった。それでも総力戦を競り勝った価値ある1勝だ。逆転3位へ、この勢いを生かしたい。





