日本ハム2差後退 最下位ロッテに痛恨敗戦 V戦線ドラ1柴田が力投も 新庄監督「なかなか難しいっすね」

 先発マウンドで3回1失点の好投を見せた柴田
 7回、山縣秀の左越え二塁打でホームを狙うもアウトとなる清宮幸(撮影・開出牧)
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 「ロッテ2-1日本ハム」(3日、ZOZOマリンスタジアム)

 幕張の風は甘くなかった。日本ハムは本拠地に吹く海風を味方につけた相手に打線が沈黙し、痛い黒星。ロッテ・種市に完投を許した新庄監督は「この風の種市くんはなかなか難しいっすね」と、サバサバと振り返った。

 わずか4安打で1得点。11三振を奪われた。エスコンでは相性の良かったという顔ぶれも不発。「ここだとちょっと厳しいかな。フォークの落ちが全然違う。種市くんが良かった」と、かぶとを脱ぐしかなかった。

 一方で、プロ2度目の先発となったドラフト1位・柴田は初体験の風に面食らった。初回先頭の初球で「思った以上にガッと(体が)押された」と、143キロ直球を高部に二塁打。続く西川に右前適時打を浴び、6球で先制された。二回以降はリリースの位置を低くするなどして修正。3回5安打1失点でバトンを託したが、四回に2番手の金村が藤岡に浴びたソロが決勝点となった。

 粘りを見せた柴田に、新庄監督は「よく抑えた。初めてでこの風は難しい」と評価。「エスコンの方が威圧感がありますね。ちょっと話し合って」と、次回は本拠地での先発を探る構えだ。柴田も「粘れたところはよかった。いい経験だった。次はしっかり」と前を向いた。首位・ソフトバンクが勝ち、ゲーム差は2に拡大。4日にも相手にマジックが点灯する状況となった。重い1敗ではあるが、戦いはここからが本番だ。

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