“広陵のボンズ”母校後輩へ 大商大・真鍋がエール弾「頑張ることしかできない」自身は8季連続Vへ全力
「関西六大学野球、大商大4-3大院大」(30日、GOSANDO南港野球場)
開幕して1回戦2試合が行われ、リーグ記録更新となる8季連続優勝を目指す大商大が大院大を4-3で下して先勝した。真鍋慧内野手(2年・広陵)が先制の右越え3ランを放って勝利に貢献。京産大は8-0で神院大を下した。
高々と舞い上がった白球は軽々と右翼フェンスを越えた。大商大・真鍋は悠々とダイヤモンドを一周し、ベンチの仲間とハイタッチを交わした。
両軍無得点の三回2死一、二塁でスライダーを強振し、リーグ戦通算3本目で今秋1号となる先制3ランを放った。「ランナーをかえしてやろうと思って打席に入った。力感なく打てたのでよかったです」と会心のアーチに満足げな笑み。2年生ながらすでに4番に座る高校通算62本塁打の逸材が貫禄を示した。
今春は7季連続優勝を果たすもチームに不祥事が相次ぎ、全日本大学野球選手権を出場辞退。それでも「特になにも自分は考えることはなかった」とすぐさま切り替えて今秋の戦いに向けて準備を進めてきた。母校の広陵は不適切事案で今夏甲子園の2回戦を辞退。真鍋は「頑張ることしかできないと思うので」と騒動の渦中でこの日公式戦初戦を迎えた新チームの後輩にエールを送った。
リーグ記録を更新する8季連続優勝に向けて全力を尽くすのみ。「目標は優勝なのでそこを目指してやる」。主砲としてチームをけん引していく。





