夏の甲子園 日本高野連の宝会長が「ご迷惑をおかけした」広陵の出場辞退問題で異例のメッセージ「暴力や暴言は何も生まれません」スタンドは拍手
「全国高校野球選手権・決勝、沖縄尚学3-1日大三」(23日、甲子園球場)
日本高野連の宝会長は閉会のあいさつで「各方面にご迷惑をおかけしました」と2回戦を辞退した広陵高校の問題について言及した。
宝会長は大会の総括、関係者の言葉を伝えた段階で「最後に日本高野連の会長としてお伝えしたいことがあります」と切り出した。「日本高野連といたしましては、今回の事態を大変深刻に受け止めております。しっかりと、より適切に検討しております」と語り、「日本学生野球憲章は学生野球を教育の一環で、いっさいの暴力を排除し、いかなる差別も認めないと明言しています。暴力や暴言は何も生まれません。改めて全国の指導者、部員のみなさんに強くお伝えしておきます」とメッセージを発した。
さらに「これからも高校野球を温かく、厳しく見守って頂ければ幸いです」と伝えると、スタンドは拍手に包まれた。





