広島県高野連が声明 広陵の「秋季地区予選大会への出場を了承」中井監督交代の同校へ「抜本的な変革を求めた」
広島県高等学校野球連盟は21日、広陵の秋季大会出場に関しての声明を発表した。
同連盟は「本日、広陵高等学校長より、硬式野球部の指導体制の見直し(責任教師・監督の変更)と、現1・2年生部員に対して野球部顧問以外の職員による調査を実施し、暴力、いじめ等の問題はないことを確認したため、秋季地区予選大会について出場する旨の報告を受けました」と公表。続けて、「この点を踏まえ、当連盟は新チームの秋季地区予選大会への出場を了承いたしました」とした。
また、広陵側に対しては「引き続き、現行の事案について、警察、第三者委員会への全面的協力と被害者への丁寧な対応を継続的に取り組むこと。また、硬式野球部の再生に向けて、抜本的な変革を学校全体で組織的に取り組んでいくことを求めました」と明かした。
広陵は複数の暴力事案がSNS上で拡散され、関係者への中傷や同校生徒を追いかけ回す事案、寮への爆破予告など2次被害が生じる事態に発展したことを受けて夏の甲子園の出場を途中で辞退していた。
この日、同校野球部の中井哲之監督と中井惇一部長が交代することが判明し、23日からの秋季大会地区予選大会には新体制で臨むことが発表された。
後任監督は同校野球部でコーチを務める松本健吾氏、後任部長は同校の瀧口貴夫教諭が務める。




