ロッテ 20歳吉川悠斗のプロ初先発流れる 11日登板予定もボスがスライド
「ロッテ(降雨中止)オリックス」(10日、ZOZOマリンスタジアム)
3年目の左腕・吉川悠斗投手(20)のプロ初先発が幻となった。11日のオリックス戦(ZOZO)で登板予定だったが、10日の同戦が中止となったため、11日はボスがスライド登板することになった。
この日は練習を終えて「やっぱり緊張しますけど、もうしてるっすけど。自分の持っているものを、ちゃんと出せたらいいかなとは思ってます」と抱負を語っていた。
吉川は浦和麗明高から22年育成1位でロッテ入り。今年7月31日に支配下登録され、即1軍登録された。8月1日の西武戦(ベルーナD)で四回から2番手でプロ初登板。4回1安打3失点、3奪三振、5四死球の内容。七回は三者凡退2三振に抑え、「最後は2軍でやってきたことが出せた」と振り返る。
独特の2段モーションから、最速150キロの直球とチェンジアップが武器。そのフォームは昨オフにオーストラリアに派遣された際に「メジャーのメッツかな?のコーチがいて、教わった」と明かす。「ボールの威力とかは全然前よりは違う」と自信を持つ。
ロッテでは今季、同じ3年目の田中晴、2年目の木村が先発投手として台頭。「野球の面を見たらすごいなってなるんですけど、そこ以外見てるとちょっとすごさ半減」と笑いつつ、野球の面では「やっぱ自分とは違うなと思います」。初先発は流れたが、次のチャンスで同世代に負けない投球を披露する思いだ。





