聖隷クリストファーが初出場初勝利 初の甲子園で投打に躍動、2年生左腕・高部は1失点完投 過去には22年春センバツ選考漏れの不運も
「全国高校野球選手権・1回戦、聖隷クリストファー5-1明秀学園日立」(9日、甲子園球場)
初出場の聖隷クリストファーが快勝し、甲子園1勝目を挙げた。
初回2死三塁で、渡部が適時二塁打を放ち先制。1-1の六回に1点を勝ち越すと、八回1死一、三塁で谷口がセーフティースクイズを決めて追加。なおも2死二塁で、江成の打球が投手のグラブに当たって方向が変わって一、二塁間に転がり、二塁走者が生還した。河原にもタイムリーが出てこの回計3点を奪った。
先発の2年生左腕、高部は4安打1失点で完投。「思い切って投げられた。序盤は緊張したが、後半は落ち着いて投げられた。すごく投げやすいマウンドだった」と振り返った。「守備からリズムを作るためにも打たせていこうと」と狙い通りに相手打線を手玉に取った。
21年秋の東海大会で準優勝しながら翌春のセンバツの選考から漏れる不運。今回の初めて土を踏んだ甲子園で、ナインが記念すべき勝利をつかんだ。




