セ・リーグも27年からDH制導入決定!議論を重ねて時代の潮流に沿った決断「新たなセ・リーグの野球に挑戦する時期に来た」

 プロ野球のセ・リーグは4日、都内で理事会を開き、27年シーズンから指名打者(DH)制の採用を決定したと発表した。

 同リーグではこれまで数年間、導入について議論を重ねてきた。今月1日には日本高野連が理事会を開きDH制の導入を承認。国内のアマ野球界では社会人野球のほか、大学野球では東京六大学野球と関西学生野球で来春のリーグ戦から導入されることになり、全日本大学野球連盟に加盟する全27連盟で導入が決まっていた。今回は時代の潮流に沿った決断。日本のプロ野球が大きな転換期を迎えることになる。

 セ・リーグは文書で「アマチュア球界の潮流が大きく変化することに対応する必要性が生じた」と説明。さらに「WBC、プレミア12など大規模な国際大会が国内外の関心を集め、それに伴い日本のプロ野球の価値が向上していることなども重要な留意点でした。日本のプロ野球の良さを残しながら、国際的な潮流も意識して、リーグのルールを発展的に見直すタイミングだとの認識を共有するに至りました」とし、「新たなセ・リーグの野球に挑戦する時期に来たと決断しました」と記した。

 会見に臨んだ広島の鈴木清明本部長は「アマチュア球界の動きを我々も注視してきた。今回、高等学校野球連盟が採用したいうことは、私にとって大きなインパクトがあった」と説明。高校野球界が26年度シーズンからDH制導入を決断したことで、セ・リーグもDH制を採用する決断に至ったという。

 DH制の導入を巡る議論は2016年からスタートしたという。19年11月には巨人の原辰徳監督(当時)が、オーナー報告で「セ・リーグもDH制は使うべきだ」などと提言。同年の日本シリーズでは、ソフトバンクに4連敗で敗戦。「DHで相当、差をつけられている感じがあるね」と私見を述べた。翌20年12月には球団として、同理事会で暫定的にDH制を導入することを提案したと発表。山口寿一オーナー名の文書を提出するなど、異例の行動に出たが、他球団の賛同を得られず見送りになっていた。

 今年1月に開かれた12球団監督会議でも議論され、ソフトバンクの小久保裕紀監督が交流戦での試験的な導入を提案。ヤクルトの高津監督は明確に反対姿勢を示し、広島の新井監督も同調した。巨人の阿部監督や、吉井監督は投手の故障を防ぐメリットや、代打起用など打者の出場機会が減るデメリットなど「いい面も、悪い面ある」と慎重な姿勢を示していた。

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