東洋大姫路 激戦ブロック 初戦VS済美、勝っても智弁和歌山か花巻東 岡田監督気にせず「どことやってもねえ。夏は」
「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日、大阪市内)
3回戦までの組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、史上9度目、チームとして2度目の春夏連覇を目指す横浜は大会第3日の第1試合で敦賀気比との対戦が決まった。また、センバツ準優勝の智弁和歌山は第4日第1試合で花巻東と、近畿大会秋春連覇の東洋大姫路は同日の第2試合で済美と対戦。甲子園常連校が集まる激戦ブロックとなった。
名将に動揺はなかった。1977年大会以来48年ぶりの夏の頂点を狙う東洋大姫路は初戦から済美と激突。勝ち上がっても智弁和歌山、花巻東の勝者と2回戦を戦う。花巻東を除く3校が春夏どちらかの甲子園優勝経験がある。いわゆる“死のブロック”。だが、岡田龍生監督(64)は堂々としていた。
「どことやってもねえ。夏は」。達観にも似た境地だった。「2019年の時も1試合目から僕の想像以上の結果になったんで」。井上(現阪神)らを擁した履正社監督時代に全国制覇を経験したからこそ分かる。「高校生は分からへん。特に甲子園って。相手どうこうよりも伸び伸びやれるか」と夏を制する鍵は自分たちにあるからだ。
4日目第2試合の日程面については「ちょうどいい」と大歓迎だった。済美とは昨年に練習試合で対戦経験があるが、新チームの情報やイメージがない分、時間を取ってしっかり準備したいところ。自分たちにフォーカスしながらも「これから試合のビデオを見たりして考えたい。特に情報がないんで」と入念に対策も進めていく。





