山本昌氏「魔球」スクリューは「4軍の控え内野手」に教わった 中日レジェンド 伝家の宝刀が生まれた秘話

 フジテレビ系「ジャンクSPORTS」が2日に放送され、ダウンタウン・浜田雅功がMCを務めた。

 この日は先週に引き続き「速ダマVS曲げダマ」。速球派として鳴らしたOB投手と、制球や変化球を軸に活躍したOB投手をゲストに招いた。

 変化球投手の代表として、球界屈指の切れ味を誇ったスクリューボールを武器に200勝を達成した中日のレジェンド投手・山本昌氏が登場した。

 山本氏は「魔球」とまで形容されたスクリューボールの意外すぎる習得方法を回想。「僕、プロ入ったときはまっすぐ、カーブ、スライダーぐらいしか球種なかったんで。フォークボールも練習したけどダメで。それで5年目にアメリカ留学に行くんですけど」と振り返った。

 山本氏は同じ左腕でメジャーを代表するレジェンドのフェルナンド・バレンズエラ投手に「スクリューボールの握りを教わった」が「全然投げれなくて。もう、悔しくて。毎日ボールずっと触ってたんですよ。お風呂に入る以外」と話した。

 「それでシーズンに入ったとき4軍に配属されたんですけど。そこで、ショートの控えの内野手が遊びで変化球を放ってたんですよ。キャッチボールで変化球の投げあいしてて。その人の所に行って、ちょっと教えてって言ったら『こうだよ』って。そのボールを投げたら、ちょっと曲がったんですよ。その2日後ぐらいに、試合で使ったら相手の4番バッターから三振を取れたんです」と述懐した。

 山本氏は「それで(スクリューボールを)覚えたんですけど。もしも日本でその握りを覚えても、日本って、まずコーチに相談して、コーチが使っていいよって言うまで使えないんです。けど、アメリカって自由なんで。なんでもやれたから。アメリカの4軍だったからこそ覚えられたのがスクリューボールなんです」と「魔球」の誕生秘話を明かし、浜田を驚かせていた。

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