プロ野球選手会 1軍球団数拡大を議論「活躍する機会を」酷暑や誹謗中傷対策&リクエスト判定改善も訴え
労働組合・日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)が23日、大阪市内のホテルで臨時大会を開き、1軍のエクスパンション(球団拡張)について、日本野球機構(NPB)に要望していくことを協議、確認。同会長は「もっと選手が1軍で活躍する機会を」と訴えた。
今月14日に開催された12球団オーナー会議で、来季から2軍公式戦を「1リーグ3グループ制」に再編することを全会一致で承認。将来的な球団数の拡大も視野に入れた再編に、この日の臨時大会でも「1軍の球団数を増やしていかないと底上げができない」(会沢会長)と意思統一された。
また、酷暑対策やSNSなどを利用した誹謗(ひぼう)中傷に対して、NPBと共同で対策に取り組んでいくよう要望することを確認。モニタリングできる自動検出システムの導入などを働きかけていくという。
さらに、審判のリクエスト制度に関しても議論した。判定に対してリクエストがあった場合、MLBや韓国では別の機関が映像を確認。一般ファンに募ったアンケートでも意見が多く、会沢会長は「日本のプロ野球はレベルが高いのに、恥ずかしいことではないかという話も出た。審判を守るためにも違う機関を入れたほうがいい」と訴えた。





