プロ野球選手会がSNS投稿の規制緩和&見直し求める「ファンの声を大事にしてほしい」NPBとの事務折衝で訴え

 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が17日、都内で行われた。選手会は改めてファンによる動画などの交流サイト(SNS)投稿を規制するルールについて、日本野球機構(NPB)に緩和や見直しを求めた。

 選手会の森忠仁事務局長は「もうちょっと広い範囲で。ファンの声を大事にしてほしい」と改めて訴えた。NPB側は前向きに検討する意向を示しているという。

 今年からNPBが導入した「写真・動画等の撮影および配信・送信規程」では、プレー中の選手の様子を投稿することが禁止されている。選手会は9日に声明を発表し「感動の瞬間が共有されることは、ファンの皆さまにとっての楽しみであると同時にプロ野球の魅力を広く伝える力となっています。他競技に比べても過度な規制」と見直しを求めてきた。

 プレー動画などの投稿を巡っては、日本ハムが「主催者が承認した場合」という文言を根拠に一部を容認していたが球界内での改善勧告を受け認めない方針へ転換した。選手会は一連の対応について「このような状況を招いたNPB側にこそガバナンス上の問題がある」と批判していた。

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