青学大・中西 プロ相手に堂々投球 4回自責0、変化球に手応え「良い反応が見て取れた」

 「練習試合、DeNA2軍5-6大学日本代表」(3日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 日米大学野球選手権(8~13日・エスコン、神宮など)に出場する侍ジャパン大学代表の直前合宿が3日、神奈川県平塚市内で4日目を迎え、DeNA2軍との練習試合が行われた。今秋ドラフト上位候補の青学大・中西聖輝投手(4年・智弁和歌山)が先発して4回を3安打4奪三振2失点(自責0)。NPB相手に堂々の投球を見せた。

 高いレベルを目指すからこそ自然と気持ちが高ぶった。神里、林、関根ら1軍経験豊富な選手が並ぶ打線を相手に持ち味を発揮。中西が本戦へ向け弾みをつける投球だ。

 「プロ相手というのを意識しすぎた。変化球が多く、かわすような投球になっていた」と立ち上がりは失策も絡んで2失点。それでも二回以降は直球の割合を増やすなど修正し、無安打に封じた。カーブでカウントを稼いだり、得意のフォークで空振りを奪ったりと「変化球に関しては良い反応が見て取れた」とNPB相手にも好感触。直球も最速151キロを記録するなど力強く、4回自責0と堂々の内容だ。

 阪神、巨人など各球団が熱視線。DeNA・稲嶺スカウトは「変化球をうまく使っていた。総合力が高く先発完投ができる投手」と評価し、ロッテ・福沢スカウトは「試合の中で修正していけていた。(変化球が同じ軌道から変化しており)何を投げているか分からないくらい。指先が起用なんだと思う」と話した。

 米国の強打者に対しても「特別なことはしない。リーグ戦と変わらず投げたい」と中西。相手が誰であれ、自分の力を発揮する。

 ◆中西 聖輝(なかにし・まさき)2003年12月18日生まれ、21歳。奈良県出身。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。小1から「KGヒーローズ」で野球を始め、光陽中では橿原磯城シニアでプレー。智弁和歌山では1年春からベンチ入りし、2年秋からエース。青学大では2年春にリーグ戦デビューし、4年春は最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインを獲得。

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