落合博満氏 亡くなった長嶋茂雄さんを偲ぶ「見に来るお客さんに寂しい思いをさせちゃいけない。その一心」 敗戦濃厚でも最後まで最善を尽くす姿

 長嶋茂雄さん(2021年撮影)
 巨人入団会見で当時の長嶋監督から帽子をかぶせてもらう落合博満氏=1993年12月
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 元巨人で元中日監督の落合博満氏が15日、元巨人で元DeNA監督の中畑清氏とともにTBS系「サンデーモーニング」に御意見番として出演。3日に肺炎のため亡くなったミスタープロ野球こと長嶋茂雄さんについて「あこがれ以外の何ものでもない」と語った。

 落合氏が思い出とした語ったのは巨人時代、負けている試合に次の日使えばいい選手をどんどんつぎ込む長嶋監督の姿。なぜそのような起用をするのか質問したところ、長嶋監督は「東京ドームにお客さん。毎日来るお客さんもいるけど、一生に初めてで最後のお客さんがいる。そういうお客さんに長嶋巨人っていうのはゲームをあきらめた、捨てゲームをしたっていうことを絶対に思わせちゃいけない。だから負けてても最後まで勝ちに徹していく。だから最後まで最善を尽くす。それで負けたら長嶋巨人っていうのは最後まで我々が信じてる勝つことに最善を尽くしてくれたんだと納得して帰れる」と説明したのだという。

 落合氏は長嶋監督が「『ファン』とは言いませんでした。『お客さん』と言いました」と振り返り「あくまで興行、客商売ですよ、野球界というのは。だから見に来るお客さんに寂しい思いをさせちゃいけないんだっていう、その一心で野球をやっていたという風に感じました」と偲んだ。

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