長嶋茂雄さん葬儀 三奈さんのあいさつがファンの胸を打つ「長嶋茂雄の娘をこんなにも体現する人って」「本当にしっかりした娘さん」

 肺炎のため3日に89歳で亡くなった元巨人・長嶋茂雄さんの通夜・告別式が、7日と8日にそれぞれ東京都の桐ケ谷斎場で営まれた。近親者のみで執り行われ、通夜には巨人関係者を含めた計126名が参列。親族は喪主の次女・三奈さんや長男の一茂氏ら27名が出席した。

 ファンの胸を打ったのは三奈さんのあいさつだった。王貞治氏、原辰徳氏などプロ野球の大物を前に、「2004年、脳梗塞で倒れてからは、自分との闘いを21年間続けてきました。私が見ていても胸が締め付けられるぐらい苦しい治療をたくさんしてきました。食事も食べられず、会話もできない日も何日もありました。でも、父は、野球を全うしたそのままの力で、病と真正面から向き合って、決してあきらめることはしませんでした」と闘病に寄り添ってきた者として、長嶋茂雄の生き様を伝えた。

 そして「6月3日、朝6時過ぎに、病室におりまして、脈拍と血圧の数値が0になったんですが、よく見ると、波形が、ピッピッと山なりの波形が、ずっと続いているんです。看護師さんに『これ、どういうことなんですか』と聞きましたら、『監督が心臓を動かそう、動かそう、動かそうとしている振動なんだと思います。私、こんなの見たことありません』。看護師さん、主治医の先生方、最後まで驚いていました。最後まで長嶋茂雄を貫いた人生を送ったと思います」と伝え、「意識がなくなっても諦めず、そして、最後まで、俺は生きるんだ、諦めてないぞ、諦めてないよと。父の心臓の鼓動がそう発していると、私は思いました。父らしい、最期まで諦めない姿を見せてくれました」と明かした。

 他にも松井氏とのやり取りなど、ユーモアを交えながら最後のあいさつを行った三奈さん。ファンからは「三奈さんのご挨拶があまりにも素晴らしすぎて」「長嶋さんのDNAを一番強く受け継いでるのは三奈さんじゃないかな」「三奈さんの弔辞も素敵だなぁ 長嶋茂雄の娘をこんなにも体現する人って他に居ないよ。いや、居ないんだけど、長嶋茂雄の娘すぎる凄味」「本当にシッカリした娘さんですね さぞや長嶋さんも自慢の娘さんでしたでしょうね」といった声があがっていた。

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