ロッテ 吉井監督「長嶋さんは個性を前面に毎日ハッスルプレー」「天才と思われてるけど努力の人」練習前にナインに伝える
「ロッテ5-3巨人」(4日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテが連敗を4で止め、借金を14に減らした。二回にプロ入り初めて4番に座った山本の4号右越え先制ソロと藤岡の右越え3号2ランを放ち、3点を先制。二回にも岡、藤岡の連続適時打で加点した。先発の石川柊は7回3安打無失点で移籍初勝利、ZOZOでの18年からの連勝を8に伸ばした。
この日の練習前には吉井監督が全選手を集めてメッセージを送った。3日に亡くなった巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄さんについて、「皆さんは知らないと思うけども、もう個性。ほんと個性を前面に出して、しかも毎日ハッスルプレー。でも天才と思われてるけど、すごい努力の人だったんでね、このことをちょっとみんな思い出して、これから野球界のために1試合1試合、毎試合勝った負けたで、そういうこと考えられへん時もあるかもしれないですけども、これを機会にちょっと1回そこを考えて、自分は何をするべきか考えてくれるかな」と伝えた。
この日、4番に座り先制弾を放った山本。指揮官の言葉に「僕もプロ野球を観に行って、プロ野球選手のプレーを見て野球選手になりたいっていう風に思った。自分が今見せる立場として、来てくださるお客さんに全力のパフォーマンスを見てもらえるようにしたいと思いました」と明かす。
吉井監督は試合後、長嶋さんについて「私にとってはスーパースター、ヒーローだったので、彼が築き上げてくれたプロ野球と言っても過言ではない。その意志を受け継いで、これからも楽しいプロ野球を盛り上げていきたいと思います」と強い思いを語っていた。




