父はハリウッド俳優 超セレブから一転の極貧「母が泣きながら包丁を僕の顔に」「中2で退学処分」「毎週、誰かにボコられて」

 テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!! 年末特別授業」が30日に放送された。

 芸能界、スポーツ界などで失敗してしまった著名人が反省し、人生を振り返っていくバラエティー。

 この日はタレント・ユージが講師を務め「ヤンキーになって母親に殺されかけちゃった事件告白SP」という衝撃タイトルの授業を進行した。

 現在は、明るいキャラクターと子煩悩パパのイメージで人気のユージだが、非行に走っていた少年時代を告白。「更正できたのは母親のおかげです」と切り出した。

 ユージはハリウッド俳優のマイケル・ゴードン氏、日本人モデルとして活躍していた母との間に生まれた。幼少期は高級ホテルの43階を借り切って自宅として暮らす超セレブ生活を送っていたという。父は、ハリウッド俳優として「バッドボーイズ2バッド」など多くの大ヒット映画に出演していた。

 環境が大きく変わったのはユージが5歳のとき。両親が離婚したことで、母とともに東京・東村山で超極貧生活に突入したという。日本語を全くしゃべれなかったユージは小学校でクラスメートからのいじめの的になってしまっていたが母には相談できなかったと振り返った。

 「母親は一生懸命に仕事をして。掛け持ちもして、頑張って働いてくれました。母は夜遅く帰ってきて、僕を抱きしめてくれたんですけど。そのお母さんを見たら。学校であったことを言うのやめようって、僕は全部、自分の心の内側に溜めてたんですね。お母さんがやっと帰ってきて、しかも僕に会えて嬉しそうなんです。夜遅くまで働いて。『あんた寝てないの?まだ起きてたの?』って。この笑顔を崩したくなかったんですね」と話した。

 孤立感を深めたユージは次第に暴走族の友人と仲良くなっていき、中学生の頃には本格的な不良少年に。中学2年生のときには退学処分を受けたという。パンチパーマで鋭い眼光を投げかけるヤンキー時代の写真が公開されるとスタジオはドン引きした。

 ユージは非行を重ねていた18歳の頃を述懐。「どんどん状況は悪化していて。で、そんなときのことです。自宅で寝ていたら突然、体に重さを感じたんですね。金縛りかなと思って目を開けるとこんな状態でした。馬乗りになった母親に『お前を殺して私も死ぬ』と包丁を突きつけられる。朝方に気づいたら、母が泣きながら馬乗りで包丁を僕の顔の前で持っていました」と話した。

 ユージは、壮絶な状況になって今までの自分の状況を振り返ったと述懐。

 「僕は本当にいろんな人にも迷惑かけましたし。母親にも例えば殺されかけることもありました。後輩が7か所刺されて死にかけることもありました。毎週のように誰かにボコられたりとか、トラブルに巻き込まれてました。今、振り返っても人生のどん底です。もう最悪な状況でした。このままだと自分が腐っていく。もう全てが嫌だ。本当に出口の見えない蟻地獄にいるような気持ちでした」と、自身の更生と向き合うきっかけとなった母との壮絶な過去を明かしていた。

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