日本ハム・新庄監督 阪神・藤川監督と「ベンチ対決。読み合いは面白いですよ」 佐藤輝の起用法「マネしてんのかな」笑
ともに指揮官となっての再会に胸を躍らせた。日本ハム・新庄剛志監督(53)は2日、阪神・藤川監督との初対戦を前に「ベンチ対決ですね。読み合いは面白いですよ」とほほ笑んだ。
楽しみなのは、スタイルが似ていると感じるからこそだ。藤川監督が序盤から重盗を仕掛けた場面を挙げ「だから俺寄りかな」。自身も重盗や2ランスクイズを駆使する野球をチームに浸透させてきた。今季途中で佐藤輝を外野に回した起用法も「素晴らしいなと思います」と称賛。「ああいう柔軟性というか。それも(自分の)マネしてんのかな」と再び笑った。
日本ハムの監督に就任直後の対談で、監督を目指すように声をかけていた。「当たったでしょ?藤川球児という人間は、監督にふさわしいのは分かっていた」とうれしそうに振り返った。メジャー移籍、独立リーグ入団、阪神復帰という歩みに「そのストーリーだけでも監督ですよ。大変なんですから。高津監督もそう。ものすごく見習うところはいっぱいありますよ」と敬意を表した。
現役時代に印象に残っているのは、遅くまで練習する姿。自身は練習を人に見せたくないタイプで「球児がずっと遅くまでやっていたので、行けなかった思い出があります。『早く帰れ、球児』って思ったぐらい練習していた」と懐かしんだ。そんな後輩との采配合戦は望むところだ。
交流戦の目標は11勝7敗に置く。リーグトップの防御率2・22を誇る投手陣から、阪神戦には古林睿煬、加藤貴、細野が先発し、昨季交流戦首位打者&MVPの水谷も打線に加わる。昨年は猛虎のユニホームを着て登場したが「もう僕はよかとです。今年は選手」とサプライズを否定。手塩にかけた戦力を前面に、堂々と古巣を倒しにいく。





