楽天・浅村がお立ち台で涙のワケ 2000安打の重圧を明かす「嬉しい記録のはずがいつの間にか苦しいなって」一問一答

 「楽天2-1日本ハム」(24日、楽天モバイルパーク)

 楽天・浅村が2000安打を達成。チームもメモリアルゲームを勝利で飾った。

 浅村は初回、先制の右前適時打を放って平成生まれでは初の2000安打を達成。試合後のヒーローインタビューで、浅村は「長かったし、苦しかったです」と涙が止まらなかった。

会見の主な一問一答は以下。

-今の気持ち

「嬉しいよりも、1番はほっとしてます。そっちの方が大きいかな。今はそんな感じ」

-熱いものもこみ上げた

「嬉しい記録のはずなんですけど、それがいつのまにか苦しいなっていうふうに変わった。毎日毎日みなさんに今日打てなかったとかあと何本とか聞かれていくうちに、しんどくなった。家族、周りの人も球場に毎日来てもらって、いろんな人に申し訳ないと思うようになった。そこからプレッシャーはすごく感じていました」

-先制打で決めた

「打席に入った時は考えてないけど、前の小深田が盗塁してくれて、いきなり得点圏でまわった。先制点もなかなか取れない中での初回の得点圏だったので、とにかくチームのために先制したい気持ちが強かった。それしか考えてなかった。打った瞬間に2000だなという感覚になった」

-ヒットの感触

「長所である右方向に強い打球を打つことを若い時から心がけてやってきたので、いいヒットだったなと思います」

-どんな思いを伝えたいか

「いい時も悪い時も変わらず支えてくれた人は本当に多くて、そういう人たちのために打ちたい気持ちがあった。そういう人たちの前で打てたことは恩返しできたのかなと思います」

-キャリアでどんな意味を持つか

「忘れることのないヒットになると思う。2000本というヒットを打ってきましたけど、その中でも1番思い出に残るヒットになると思います」

-ホームで達成できた

「ビジターでチャンスはたくさんあったけど、なかなかヒットが出ない日々が続いて苦しかったですけど、ホームに帰ってきて、大勢のファンの皆さんの前で打てたことはすごく報われるかなと思います」

-平成生まれでは初

「率直にうれしいですけど、試合に出た数も多いし、西武ライオンズで若い時から、まだ力も全然ないときから使ってくれた監督、コーチの方々に感謝しかない。今の自分がいるのは、そういう人たちがいたからだと思うので感謝しかない」

-精神面について

「スムーズにいかなかったので、残り10本切ったあたりからプレッシャーもありましたし、それと同時に調子も下降して、モヤモヤした気持ちもあった。チームとしての目標ではないので、そういうのは早く終わらせて、チームのために集中したいと思っていたんですけど、それがプレッシャーにかわって、なかなかヒットが出ない。今までにない感覚はありました。苦しかったです」

-ファンへ

「浅メーターのボードを掲げてくれて、ファンの人がカウントしてくれた。嬉しかったですし、そういうファンの皆さんの前で達成したと思っていたので、チームも勝って、すごく幸せです」

-家族へ

「いつもありがとうということを一番最初に言いたい。一緒に苦しんできたので、一緒の感覚でいると思うので、いつもありがとうと言いたいです」

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