巨人が12回サヨナラ負けで3位転落 リチャード移籍1号&マルチ安打も勝利には結びつかず
「広島5-4巨人」(13日、マツダスタジアム)
巨人は十二回にサヨナラ負け。新戦力の活躍で活性化した打線が終盤に粘りを見せたが、延長十二回に8番手・石川で力尽きた。広島と入れ替わり、3位転落となった。
十二回は石川がピンチを招き、最後は1死一、三塁からモンテロの放った打球が中前へ。浅野が懸命にスライディングキャッチを試みたが、捕球できなかった。
この日は球団史上で第94代となる4番に大城を据え、前日に秋広、大江との交換トレードでソフトバンクから獲得が発表されたリチャードが、チームに合流後即「7番・三塁」でスタメン出場という布陣で臨んだ。
試合序盤は先発のエース・戸郷が安定感を欠き劣勢に。初回1死から安打と2つの四球で満塁とすると、板倉に押しだし四球を与えて先制点を献上。続く二回2死には中村奨に左中間席へ運ばれるソロを浴び、2点差に詰め寄った直後の五回にも末包にソロを被弾だ。
3回1/3を10失点の大炎上となった前回4月11日の対戦のリベンジに燃えて臨んだが、この試合も5回8安打4失点でKOとなった。
それでも打線では、新加入のリチャードが3点を追う五回に、先頭打者で左中間席へとたたき込む移籍1号のソロ。自身22年7月13日・オリックス戦以来となる一発を放った。六回1死一、二塁でも好機を拡大する左前打を放つ。
リチャードの活躍に活性化した打線は2点を追う八回に先頭の増田陸が中越え二塁打で出塁し、続くキャベッジが右翼席への同点2ラン。主砲・岡本が負傷による長期離脱となって以降は低調だった打線が、新たな力を刺激に勝負強さを見せた。




