大阪桐蔭が決勝進出 主将・中野大虎5回1安打無失点6奪三振 阪神スカウト「ゲームメーク能力が高い」8球団が視察
「春季高校野球大阪大会・準決勝、大阪桐蔭11-0大体大浪商」(11日、GOSANDO南港野球場)
大阪大会の準決勝が11日、GOSANDO南港で行われ、大阪桐蔭が大体大浪商を破り決勝に進出した。今秋ドラフト候補で背番号「1」を背負い、主将も務める中野大虎(だいと)投手(3年)が先発し、5回1安打無失点と好投した。
五回1死で捕手への内野安打を許すまで無安打投球。この日最速143キロの直球を軸に6奪三振をマークした。冬の間に背部を鍛えたことによって、自然とショートアームのようにコンパクトな腕の振りを習得。「(打者からの)見え方が変わってきている」と手応えを口にした。この日は8球団のスカウトが視察し、阪神・岡本スカウトは「ゲームメーク能力が高い」と評価した。
17日の決勝では昨秋決勝で敗れた履正社と激突する。「春、勝ち切るのが目標」と中野。名門のエース番号を背負い、チームをけん引していく。
◆中野 大虎(なかの・だいと)2007年6月18日生まれ。17歳。大阪府和泉市出身。180センチ、79キロ。右投げ右打ち。投手。5歳からソフトボールを始め、小6から大阪泉州ボーイズに所属。中学では浜寺ボーイズに所属。大阪桐蔭では1年秋に背番号「10」で初めてベンチ入り。好きな球団は阪神。