「ロッテ７－３楽天」（７日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ロッテが１０安打７得点を挙げ連敗を６で止めた。この日昇格し即４番で起用された石川慎が初回に決勝点となる先制適時打を放ち期待に応えた。ナインは得点が入るたびに、フラダンスの様に両腕を揺らす“波乗りポーズ”を披露。文字通り、波に乗って低迷していた打線が安打を重ねた。

　先制打を放った石川慎に向けて、ベンチの全員が腕を揺らした。呼応して石川慎も同じポーズを返した。「あれをやるっていうのは覚えてなかったんですけど、ベンチをパって見たらみんなやってたんで。『そうやそうや』っていう感じですね」と明かした。

　この日自身初の三塁打を放つなど３安打した友杉は「立松さんが今日の円陣の声出しで案を出してくれたので、やろうっていう風になって、みんなでやっていました」と説明する。試合前の円陣。石川慎とともにこの日１軍に昇格したドラフト６位の立松（日本生命）が声出しを担当。その際に“波に乗っていこう”と提案したのが“波乗りポーズ”だった。

　点が入る度に、ベンチと塁上が一緒になって“波乗りポーズ”を披露。押し出し四球の小波もあれば、藤岡の一発の様な大波もあって連敗脱出。石川慎は「立松も１年目で、連敗中に声出しって、なかなか簡単なことじゃないので。その中でああいう案を出してくれたので、いいんじゃない？ダサかっこいいんじゃないじゃないですか」と言う。ルーキの発案した“波”にチーム全員が乗った。