吉井理人氏、佐々木朗の161キロ初球に「ひっくり返った」「どこが調子悪いねん!」

 野球日本代表「侍ジャパン」の投手コーチで、ロッテのピッチングコーディネーターを務める吉井理人氏が10日、自身のブログを更新。10日のオリックス戦で、日本最多タイの19奪三振をマークして完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手について触れ、第1球の161キロ速球を見て「ひっくり返った」と明かした。

 というのも、「この日は、調子悪いですと言ってマウンドに向かった」という。ところがその言葉とは裏腹に、先頭打者へ投じた初球はアウトローへの161キロのスピードボール。この完璧な立ち上がりに、「(抑えの)益田とひっくり返りました(どこが調子悪いねん!)」と思わずツッコミを入れていた。

 この日の佐々木は160キロの速球で追い込み、フォークで仕留めるという組み立てで三振の山を築いていった。吉井氏は「ほぼワンパターンだった」としながらも、「それで、完全試合、他の変化球を覚えたらどうなるのか、めっちゃ楽しみです」と無限の可能性を感じ取っていた。

 佐々木朗の完全試合をアシストした女房役のドラフト1位ルーキー・松川虎生捕手(市和歌山)についても、「佐々木の投げたい球を投げさせ、良いリズムを作っていました」と称賛。「佐々木はよく首を振る子(自分で配球を考えたいタイプ)なので、ゲーム前にしっかり打ち合わせしていたのでしょう。そして、あの速くてよく落ちるフォークを一球も後ろに逸らさなかったのは大したもんです」と高卒ルーキーとは思えないリードぶりに舌を巻いていた。

 佐々木のポテンシャルの高さは重々承知していたという吉井氏は「いずれものすごいことをすると思っていたが、3年目の春に完全試合を達成するとは思いませんでした」と、想像をはるかに上回る成長の早さに目を見張っていた。

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