元阪神・関本氏の次男で天理大の大成が犠打&安打で躍動「自分の夢がプロ野球選手になること」 高3夏ベンチ外から大学で奮起

 左前打を放ち、塁上で叫ぶ天理大・関本
 2回、犠打を決めて仲間とハイタッチする天理大・関本
 鋭いスイングを見せる天理大・関本
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 「阪神大学野球、関西外大4-3天理大」(12日、GOSANDO南港野球場)

 天理大で元阪神・関本賢太郎氏の次男である大成外野手(2年・天理)が躍動した。

 「7番・左翼」で先発。二回無死一、二塁では危なげなく一塁側に転がす犠打を決めた。父は1試合4犠打のプロ野球タイ記録を持つバント職人。父譲りの器用さで好機を拡大した。

 四回2死一塁ではフルカウントまで粘った末に7球目で左前打を記録。「振りに行った中で反応できた」と塁上ではポーズを決めて雄たけびを上げた。

 野球を始めたきっかけは父の存在。幼少期に初めて阪神の試合を生観戦した際に代打で出てきた父・賢太郎氏が目の前で本塁打を放った。「目の前で見てプロ野球選手になりたいと思いました」。父からは一喜一憂しない重要性を強く説かれながら、小学1年時から白球を追った。

 天理高では2年秋と3年春はベンチ入りするも、3年夏はメンバー外。「3年夏にベンチに入れなくて不完全燃焼で終わった状態だった。自分の夢がプロ野球選手になること」と父が立っていたプロの舞台を目指すために大学でも野球を続けることに決めた。

 強豪・天理大では今春初めてメンバー入りし、早くもスタメンに名を連ねる。「思い切って狙った球を振っていくのがプレースタイル。まずはチームの勝利に貢献できる選手に、その中で長打力があって思い切りのいいスイングができる選手になりたい」。高校時代の悔しさを原動力とし、夢をかなえるために鍛錬を積んでいく。

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