日本野球機構（ＮＰＢ）のプロ規則委員会が１１日、都内で開かれ、米大リーグ・ヤンキースなどで使用され話題の新型バット「トルピード（魚雷）」について、同日から使用可能となったことを発表した。

　友寄規則委員は「トルピードバットについて、野球規則の範囲内のバットであることを確認しました。この形状のバットの使用については、ＮＰＢ公認バットとしての公認シールの貼付が前提となります」と説明した。

　７日のＮＰＢと１２球団の理事会、実行委員会では、中村事務局長が「遅くとも次回の実行委員会で結論的なものを出す」と説明していたが、友寄規則委員は「実行委員会は報告だけです。実物も見ました。全く規則に問題はないので。規則の範ちゅうのことなので、実行委員会の承認を得る必要はない」と語った。

　魚雷バットは芯部分が最も太く、ヘッド部分に向かって細くなっている形状。公認野球規則にはバットの最も太い部分の直径が２・６１インチ（６・６センチ）以下、長さ４２インチ（１０６・７センチ）以下と定められているが、その範囲内であればルール違反にはならない。