楽天・ドラ1宗山「打てる2番」だ 対外9試合で5度目マルチ、実戦打率・348&5打点

 西武戦の前に練習を行う宗山
 4回、宗山がこの試合2安打目の中前打を放つ
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 「オープン戦、楽天2-3西武」(8日、草薙総合運動場野球場)

 冷たい風が吹き、雨が降り注いだ静岡での一戦で、楽天ドラフト1位・宗山(明大)は着々と準備を進めた。右前打、中前打と快音を重ね、対外試合9試合で5度目のマルチ安打を記録。「全部吸収して内容を大事につなげていきたい」。メジャー流の打てる2番へ前進だ。

 3試合連続で「2番・遊撃」として打席に立った。初回から右前へ運ぶと、「2打席目の方がいい」と四回に中前打。「3打席目のフライ(左飛)も振れたという面でよかった」と、内容面に充実感がにじむ。

 ここまで6試合で2番に入るなど適性チェックが続くルーキーだが、実戦打率・348、5打点と結果を示す。「最近は打てるバッターが2番を打つケースも多い。それに加えて状況によってはチームプレーも必要になってくる」と役割を理解した上で突き進んでいる。

 体感気温4度という環境下。「開幕の仙台もまだまだ寒い。プレーが起こる前の準備というか、しっかり体を温めてというのはいつもより意識しました」と本番を想定した工夫もした。開幕まで残り2週間。限られた時間でさらに先へと進んでいく。

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