楽天初代監督の田尾安志氏、「勝てない」チームに落合博満氏がかけた言葉とは?「ビストロスマップ」生放送で

 元ロッテの愛甲猛氏が11日、自身のYouTube「愛甲猛の野良犬チャンネル」を更新。田尾安志氏とコラボし、楽天初代監督を務めた当時について語った。

 楽天球団が発足したのは2004年。分配ドラフトでは、オリックスと近鉄の中からオリックスがまず25選手を獲得し、その後に楽天が20人を獲得する方式だった。田尾氏は「35歳以上が17人。今年で終わる人がいっぱいいるだろうなと思った」と話し、選手の環境を整えることを優先したという。

 1年目には思い出がある。落合博満氏と「ビストロスマップ」に出演。落合氏から「よく引き受けたな。100敗は絶対するぞ」と言われたが、実は田尾氏も「勝てないと思っていた」と自覚しており、「年に一度の生放送。(世間に、勝てないと)言ってくれよと言っていた」と明かした。

 「結局97敗だった」と言うが、戦力的な問題はファンも理解していたため「やじられたことは一度もなかった」と田尾氏。連敗中はマスコミも「監督はもうしゃべることないでしょと気を使ってくれた。みんなファミリーだった」。勝てなかったが「野球人としては最高に楽しい1年だった」と振り返っていた。

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