NPB ピッチクロック検討へ 今季からMLBで採用開始
プロ野球12球団のオーナー会議が10日、都内のホテルで開かれ、米大リーグで今季から採用されているピッチクロックについて、導入の可否も含めて検討を始めるよう、日本野球機構(NPB)事務局、実行委員会に対して指示された。
「ピッチクロック」は投球間に時間制限を設ける制度で、議長を務めた西武・後藤高志オーナーは「試合時間の長さがネックなのは間違いない。まずは可否を含めた検討をするために、議論してもらいたい」と説明した。
試合時間短縮による魅力向上、裾野拡大など野球振興が目的で、榊原定征コミッショナーも賛同。「実際、メジャーでは20分近くの短縮があると聞く」とし、「状況をしっかりと検証していきたい。採用するかどうか検討したい」と続けた。
3年後の26年に開催予定の第6回WBCでも導入は確実で、連覇に挑む侍ジャパンとしても順応が求められる。各球団の反応に関して後藤オーナーは「検討について異論はありませんでした」と説明。併せてシフト制限、ベース拡大についても検討される。