巨人 ブルペン強化へオリックス・鈴木を獲得 広岡とトレード 原監督「力もありますんでね」
巨人の広岡大志内野手(26)とオリックスの鈴木康平投手(29)のトレードが成立し、17日に両球団が発表した。投手陣の層を厚くしたい巨人と、負傷により内野手が不足しているオリックスの思惑が合致した。背番号は広岡が30、鈴木が32。
投手陣の不振もあってBクラスと低迷する巨人はブルペンの強化が急務だった。特に守護神・大勢までつなぐ継投は苦労を重ねてきた。通算79試合で5勝9敗2セーブ、防御率4・86で経験もある右腕は貴重な存在だ。原監督は「力もありますんでね。リリーフの先頭に立って、やってもらえれば」と期待。鈴木はオリックスを通じ「新天地で活躍している姿を見ていただけることが恩返しになると思う」と話した。
広岡は21年にトレードでヤクルトから巨人に移籍。通算成績は351試合で打率・207、27本塁打、75打点。巨人を通じ「巨人でプレーできたことを誇りに思い、これからの野球人生に生かせるように頑張る」とコメントした。
◆鈴木 康平(すずき・こうへい)1994年1月21日生まれ、29歳。千葉県出身。186センチ、92キロ。右投げ右打ち。投手。千葉明徳から国際武道大、日立製作所を経て、2017年度ドラフト2位でオリックス入団。18年5月19日・西武戦でプロ初登板(救援)。18年から22年まで登録名は「K-鈴木」。19年に4勝をマーク。
◆広岡 大志(ひろおか・たいし)1997年4月9日生まれ、26歳。大阪府出身。183センチ、81キロ。右投げ右打ち。内野手。智弁学園から2015年度ドラフト2位でヤクルト入団。プロ1年目の16年9月29日・DeNA戦での初出場初先発(8番・遊撃)で初打席初本塁打。21年にトレードで巨人移籍。今季は1軍出場9試合。





