中日 加藤匠を出戻り獲得 無償トレードで1年半ぶり古巣復帰「突然のことで驚き」

 中日は26日、ロッテの加藤匠馬捕手(30)を無償トレードで獲得したと発表した。2021年6月に中日からロッテにトレード移籍し、1年半ぶりの復帰となる。

 中日復帰が決まった加藤匠は「突然のことで驚いています」と、ロッテを通じたコメントで切り出した。「これからドラゴンズにまた戻ることになりますが、プロに入って優勝をしたことがないので、立浪監督を胴上げをすることを目標に、その一つのピースとなれるように頑張りたいと思います」と決意表明した。

 中日は今オフ、桂と山下に戦力外通告し、A・マルティネスが退団。2日公示の契約保留選手名簿では、捕手登録がリーグ最少タイの5人となっていた。さらに今季、木下に次ぐ28試合でマスクをかぶった石橋が、右肘と左膝のクリーニング手術を受けてリハビリ中。捕手陣の再整備が課題となっていた。

 「捕手の充実が急務なチーム状況で、ロッテ球団の理解があって話がまとまりました。復帰する加藤捕手はドラゴンズ投手陣の力量などをよく把握していると思います。ロッテ球団およびパ・リーグで学んだことを生かしてくれると期待しています」と加藤球団代表。オフ3件目のトレードで、捕手補強にこぎ着けた。

 ◆加藤 匠馬(かとう・たくま)1992年4月29日生まれ、30歳。三重県出身。175センチ、76キロ。右投げ右打ち。捕手。三重から青学大を経て14年度ドラフト5位で中日入団。15年5月31日・日本ハム③戦(札幌ドーム)で代走でプロ初出場。21年にロッテにトレード移籍。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス