宮本慎也氏「落合さんはすごく尊敬」強調も“アライバ”入れ替えは疑問視 荒木氏の本音は-

 元ヤクルトで野球解説者・宮本慎也氏が、23日に更新されたYouTubeチャンネル「野球いっかん!」で中日・荒木雅博1軍内野守備走塁コーチと対談した。

 現役時代、二塁が専門だった荒木コーチは井端弘和氏との二遊間“アライバ”コンビで黄金時代を支えた。ただ、11年と12年の2年間はポジションを入れ替え、荒木コーチが遊撃、井端氏が二塁を守った。

 当時、落合監督の方針だったが、宮本氏は「俺は落合さんはすごく尊敬しているよ。よく話してたもんね」と強調した上で、「(尊敬)してるけど、あれはもう全然意味分かんないです」と笑った。

 宮本氏は荒木コーチの守備範囲の広さに言及し、「一、三塁作りたいわけですよ。みんな攻撃でシチュエーションを。それが作れない。ピッチャーが良かったのもあるけど、それが反対にしたらどうなるか。やっぱりそれは半減するわけです。優勝はしましたけどね。うちがコケたんで」と振り返った。

 両者は五輪などのチームメートだったことから交流があったが、宮本氏は荒木コーチが悩む姿も見ていたという。「近いところから遠くにいくのは、投げるのがまずしんどくなる。結構送球エラー多かったよね。あれはもう可哀想やなと思った」と、二遊間には大きな違いがあると説明した。

 荒木コーチも「届かなかったですね…」と送球に苦労したと吐露。やって良かったところを問われると、「正直に言うと、気づきました。セカンドとショート、どっちをセカンド、ショートやらせようと思った時に適性を見るときに、やってみてやっぱり、肩の強い選手をショートに置きがちだけども、実は肩の強い人はセカンドでいいんじゃないか」と、指導者の今、生きていると明かした。

 動画では二遊間の違いや、荒木コーチが宮本氏から受けた影響、宮本氏が落合氏から受けた助言などについて明かしている。

 「野球いっかん!」はモデル田中愛梨らが宮本慎也氏や中村武志氏、野球界の名選手やOBを招いてトークするYouTubeチャンネル。

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