中日が京田放出 今度は主力遊撃手とDeNA砂田の交換 阿部⇔涌井から3日で再び
中日の京田陽太内野手(28)と、DeNAの砂田毅樹投手(27)の交換トレードが成立し、18日に両球団から発表された。手薄になっている左の救援陣の整備を進めたい中日と、遊撃手の強化を目指していたDeNAの思惑が一致。中日は楽天との間で阿部寿樹内野手(32)と涌井秀章投手(36)の交換トレードを15日に発表したのに続き、今オフ2件目のトレード成立となった。
遊撃手として、京田は竜のセンターラインを支えてきた。球団を通じて「6年間という短い間でしたが、1年目から試合に使っていただき、また選手会長までやらせていただき、中日ドラゴンズには感謝しかありません。活躍することが皆さまに対して恩返しになると思いますので、これからも頑張ります」とコメントした。
京田は青森山田高から日大を経て2016年度ドラフト2位で入団し、1年目から141試合に出場し、打率・264、4本塁打、36打点で新人王に輝いた。
昨オフから打撃改造に取り組んだが、今季は打率・172、3本塁打、8打点と苦しみ、自己ワーストの出場43試合に終わった。5月4日のDeNA戦(横浜)では守備のミスが原因で途中交代し、試合中に名古屋行きを命じられ、翌日に出場選手登録を抹消されるなど、苦難のシーズンとなった。
砂田は明桜(現ノースアジア大明桜)から13年度育成ドラフト1位で入団し、15年に支配下登録。17年に62試合に登板して25ホールド。翌年には自己最多の70試合登板で24ホールドを挙げた。
中日はドラフトで内野手を4人指名し、来季の京田の出場機会がさらに減少することが予想される中、内野の強化を目指すDeNAと思惑が合致。中日にとって、15日発表の阿部と涌井に続く今オフ2件目のトレード成立となった。
◆京田 陽太(きょうだ・ようた)1994年4月20日生まれ、28歳。石川県出身。184センチ、90キロ。右投げ左打ち。内野手。青森山田、日大を経て16年度ドラフト2位で中日入団。プロ1年目の17年は149安打を記録するなどの活躍で新人王。NPB通算700試合で打率.246、22本塁打、181打点、75盗塁。
◆砂田 毅樹(すなだ・よしき)1995年7月20日生まれ、27歳。北海道出身。180センチ、85キロ。左投げ左打ち。投手。秋田・明桜から13年度育成ドラフト1位でDeNA入団。15年6月8日に支配下登録。同14日・日本ハム戦でプロ初登板初先発。18年は70試合登板。NPB通算269試合で9勝13敗72ホールド、防御率3.67。





