新庄監督 〝代打の神様〟八木コーチに会見で質問「あれはどういう意味?」勝負強さ伝授託す

 「日本ハム秋季キャンプ」(14日、国頭)

 勝負強さを打線に注入する。新任の八木裕打撃コーチ(57)が14日、秋季キャンプに合流し新庄剛志監督(50)とともに会見。“代打の神様”は「レギュラーでバリバリやる選手を作っていきたい。その中で少しでも勝負強い選手が多かったら」と所信表明した。

 新庄監督は「(本当は)今年(から)お願いしようと思ったんですよ。1年目ででしゃばれない。言えなくて」と明かす。思いが通じての就任。「若い選手は1打席1打席、1球が勝負。たたき込んでほしい」と“神様”の打撃伝授を願った。

 記者会見のはずが、新庄監督から質問が飛ぶ。阪神時代を振り返り「バッティング練習でむちゃくちゃ前に立ってたでしょ。あれはどういう意味?」と切り出した。八木コーチは「ボールが遅かったからリリースしてからミートポイントまでの時間を試合と同じにしていた」と解説した。

 その意向もあってか、この秋から打者は投手寄りに立って打撃練習する。万波は「近くで打つって難しい」と話し、八木コーチに対して「チャンスで結果を出す。そういう心得は聞いていきたい」と“神様”の勝負強さを受け継ぐ思いだ。

 新庄監督は「若い選手が多い。勝つチームじゃなくて勝ち続けるチームを作ってもらいたい」と要望。八木コーチに打力向上を託し、常勝軍団を作る。

 ◇八木 裕(やぎ・ひろし)1965年6月8日生まれ、57歳。岡山県出身。現役時代は内・外野手。岡山東商から三菱自動車水島を経て、86年度ドラフト3位で阪神入団。選手生活終盤は勝負強さで“代打の神様”と呼ばれた。04年現役引退。通算成績は1368試合、3303打数817安打、打率・247、126本塁打、479打点。09年から15年まで阪神2軍で打撃コーチなどを務めた。

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