前田智徳Jr.慶大・晃宏 連投なんの2回0封!西武ドラ1・蛭間を一ゴロ打ち取る

 「東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント、明大10-4慶大」(7日、神宮球場)

 慶大は明大に敗れた。元広島・前田智徳氏の次男・晃宏投手(1年・慶応)は七回から5番手で登板。6日の秋季リーグ・早慶戦に続いて連投となったが、2回2安打無失点で3奪三振と好投した。

 前田晃が堂々の投球を披露した。前日の早慶戦に続いて連投となったが「連投の練習はしていた。多少出力が落ちたけど、練習通りしっかり投げられた」。七回からマウンドへ。登板するまで13安打と勢いづいていた明大打線を相手に、七回はアウト全てを三振で奪うなど存在感を示した。

 今秋はリーグ戦デビューを果たし2試合で登板。6日の早慶戦でも3番手でマウンドに上がり、西武ドラフト1位の早大・蛭間拓哉外野手(4年・浦和学院)を一ゴロに打ち取るなど、1回2/3を1安打無失点だった。プロ入りする選手と対戦し、「どこに投げても甘い球に感じる。今後はそこにばしっと投げ込んで差し込めるように自信を持って投げたい」と収穫を得た。

 「早慶戦は雰囲気が全然違って、その試合でベンチ入りできて投げられたのはすごい経験になったし、今後絶対生きてくる。昨日があったからこその今日のピッチング。貴重な経験ができたので来季以降に生かしていきたい」と右腕。慶大投手陣の軸となるため、さらなる成長を誓った。

 ◆前田晃宏(まえだ・あきひろ)2003年8月18日生まれ、19歳。東京都出身。右投げ右打ち。投手。176センチ、74キロ。世田谷小1年から世田谷インディアンズで野球を始め、小6時に広島カープジュニアに選出。広島・牛田中では広島ボーイズに所属。慶応では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号1。最速143キロ。

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