日本ハム3位指名のメッツ傘下3A加藤が心境「驚きと光栄」「しっかり考えたい」
20日のドラフト会議で日本ハムから3位で指名された米大リーグ、メッツ傘下3Aシラキュースの加藤豪将内野手(28)が21日、自身のツイッターを更新し、心境を吐露した。
米球界からの逆輸入選手として話題となっている加藤は「この度は日本ハムファイターズに指名していただき、驚いているとともに、とても光栄に思います」と率直な気持ちを言葉にした。
日本ハムの新庄監督はドラフト会議終了後、加藤との入団交渉について「自信しかない」ときっぱり。その根拠を「僕のメジャーの第1試合目で、ファーストからセカンドにタッチアップしたんですけど、それを見てすごいなと思ってくれたみたい。だから僕の下で野球をしたいって聞きました」と説明した。
一方の加藤は「ただし現時点、私はニューヨーク・メッツと契約していますので、今後の事に関しては周囲と相談し、しっかり考えたいと思います」と慎重な姿勢を見せた。(原文ママ)
加藤は米カリフォニア州で生まれ、サンディエゴの高校を卒業後の13年ドラフトでヤンキースから2巡目で指名。プロ10年目の今季は4月にブルージェイズでメジャーデビューを果たし、8試合に出場した。5月にメッツへ移籍し、傘下3Aシラキュースで80試合に出場し、打率・223、9本塁打、32打点をマークした。マイナ-通算成績は844試合、打率・254、55本塁打、318打点、95盗塁、出塁率・353、OPS・740。
NPBでは、日本プロ野球の経験がなく、大リーグでプレーした選手を獲得する場合は、野球協約でドラフト会議での指名が義務付けられており、過去に3例ある。02年にオリックスがドラフト2位でマック鈴木(元ロイヤルズ)、04年には日本ハムがドラフト4位でマイケル中村(元ブルージェイズ)、07年には大学生・社会人ドラフト1位で多田野数人(3Aサクラメント)を指名している。





