「ロッテ２－５オリックス」（３１日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　オリックスがロッテに逆転で勝利し、今季２度目の５連勝とした。貯金は４となり、首位・西武とは１ゲーム差に詰め寄った。

　先発の田嶋は一、二回と１失点ずつ。中嶋監督も「さすがに逆球が多かった。これは…と思ってた」と話した。

　それでも、三回に３点を奪って逆転。「途中から力が抜けたのもあるし、非常に良かったのかなと思います。点を取ってくれたからですよね」と打線の援護を受けてからは、変化。結局、８回７安打２失点で自身６連勝とした。

　指揮官がこの日、たたえたのは７７試合ぶりに先発起用した山足。守備では２点リードの五回２死二塁で高部の三遊間を破りそうな打球を捕球。さらに、藤岡が勢い良く本塁突入に向かっていると察知し、すぐに三塁へ送球した。見事な好判断でピンチを脱した。

　指揮官は「要所で山足がいいプレーをしてくれて。大きかったですね」と高評価。打っても三回の逆転劇は山足の安打が起点となっていて、「今日は山足デーですね」と笑った。

　８月２日からは首位・西武との３連戦。１ゲーム差まで来たが、「いつも言うように、そんなん見てないんで。どうにか１個ずつ勝って、貯金を増やしていって、自分らの野球をやるというか、どっしりとした野球をやっていくというのがベストだと思います。そっちの方で向かっていきたいと思います」と意気込んだ。