コロナ激震の巨人 山口オーナーが22日・中日戦中止示唆「さすがに参りました」オールスターは実施方針

 巨人の山口寿一オーナーは21日、22日の中日戦(バンテリンドーム)について中止を示唆した。

 この日、議長を務めたオーナー会議終了後、「一軍と二軍で同時に感染拡大が発生したと解釈しています。1つの繋がりでの感染ではなく、原因が別個にあって、偶然が重なって同時に発生し、陽性者が一気に増えてしまった。従来予定していた試合は必ず行う方針でやってまいったんですが、今回はさすがに参りました。一、二軍両方で一気に感染者が増えることは想定をしていなかった。今後に向けて対策を考えなければならない。まず当面、早く公式戦を再開できるようにしたい」と、話した。「今日またPCR検査をやっておりまして、その結果がどうなっているか承知していないんですが、現状少なくとも明日の試合は困難だと思っています。今のままだと新幹線に乗れる選手の数が極端に少なくなってしまうので、少なくとも明日は無理かなと」と、中止を示唆した。

 巨人は19日にファームの選手や関係者、17人が陽性判定を受けており、翌20日には同日のヤクルト戦(神宮)に出場していた岡本和、中田、丸などを含む選手、関係者、40人に陽性判定が出て、総勢57人が陽性となっていた。

 この日、「特例2022」で新型コロナウイルス陽性判定を受けた菅野智之投手、岡本和真内野手ら13選手の登録を抹消。22日・中日戦(バンテリン)の予告先発は2軍調整中の堀田と発表されている。

 26、27日のオールスターについては、「オールスター戦は必ず行います。それは前提となっていて、そこに関して何か揺らぐようなできこと、発言はまったくない。出場予定だった選手はおそらく影響を受けると思いますが、出られる選手は予定通り出すという方針で、できるだけファンの皆様をがっかりさせない形でオールスター戦を開催したい」と、話した。

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