大阪桐蔭 春夏連覇へ初戦コールド大勝発進 別所が12奪三振「いい感じで投げられた」

 3回、2ランを放つ大阪桐蔭・伊藤櫂人(撮影・石井剣太郎)
 先発し力投する大阪桐蔭・別所孝亮(撮影・石井剣太郎)
 1回、適時二塁打を放つ大阪桐蔭・谷口勇人(撮影・石井剣太郎)
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 「高校野球大阪大会・2回戦、大阪桐蔭10-0大手前」(18日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 センバツ王者の大阪桐蔭が初戦を9安打10得点の六回コールドと好発進した。

 初回、無死二塁で谷口勇人外野手(3年)が右翼への適時二塁打を放ち先制。1死一、二塁ではプロ注目の海老根優大外野手(3年)も1死一、二塁で右前へ運び追加点を奪った。

 三回には、1番・伊藤櫂人内野手(3年)が左翼に2ランを放つなど、打者9人の猛攻で一挙6点を奪い大きくリードを広げた。9点リードの六回には、1死二、三塁で伊藤が適時中前打を放って10点目。着実に得点を積み重ねて試合を決めた。

 投げては、先発・別所孝亮投手(3年)が6回を投げて1安打無失点、12奪三振と好投。自チームで測っていたスピードガンで自己最速を3キロ更新する150キロをマークするなど力強い投球を披露した。「いい感じで投げられた。精度を上げて次につなげていきたい」と気持ちを高ぶらせた。

 春夏連覇に期待がかかる大阪桐蔭。まずは初戦を突破し、西谷浩一監督は「この大会にかける思いはどこの学校も一緒ですし、勝ちたいという欲はある。その辺のバランスは難しいと思います」と振り返った。次戦は昨夏の大阪大会準決勝で延長十四回タイブレークの激闘の末に下した関大北陽と戦う。

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