京都国際エース・森下瑠大 打者で快幕弾 左肘も回復「100%で投げられる」

 「高校野球京都大会・2回戦、京都国際10-0北桑田」(16日、あやべ・日東精工スタジアム)

 京都大会では、今秋ドラフト候補の京都国際のエース左腕・森下瑠大投手(3年)が今大会初戦に「4番・右翼」で出場し、ソロ本塁打を含む3安打2打点で六回コールド発進に貢献。

 これぞ大黒柱と思わせる豪快な放物線だった。森下の一撃は右翼後方に生い茂る木々の中へズドン。悲願の甲子園出場へ向けて大事な初戦でエースのバットが火を噴いた。

 「負けてしまったら高校野球が終わってしまう。自分の力を全て出し切って、思い切ったプレーをしたい」

 この試合は「4番・右翼」で出場。三回に1死二、三塁のチャンスで投手強襲の先制適時内野安打を放つと、五回の打席では狙いを定めてフルスイング。高校通算19本目となるアーチで流れを完全に引き寄せた。

 春の府大会以降、左肘のコンディション不良で投げることができなかった左腕。だが、7月に入ってからは本格的な投球練習を行い、シート打撃でも登板済み。「100%で投げられるので問題ないです」と本業の準備も万端だ。

 今春センバツは新型コロナウイルス集団感染で出場辞退。夏にかける思いはより一層に強まった。小牧憲継監督(38)は「春に出られなかった悔しさをこの夏にぶつけよう」とナインにゲキを飛ばして今大会を迎えた。

 目指すは2年連続の夏の聖地。「甲子園に出場して、活躍したい」と森下。復活を遂げた左腕が躍動し、聖地へと導く。

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