巨人・阿部コーチ「お手本となるようなピッチングを」5回7失点の菅野に奮起求める

 5回終了後、ベンチへ戻る菅野。そのまま降板した
 6回、原監督(右)に交代を告げられ、ベンチへ下がる桜井(撮影・伊藤笙子)
 7回降板を告げられ、菅野(左)にねぎらわれながらベンチへ戻る戸田(撮影・伊藤笙子)
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 「ヤクルト16-6巨人」(24日、神宮球場)

 巨人は先発・菅野が5回7失点の炎上。後のマウンドを継いだ桜井、戸田らリリーフ陣も代わる代わる打ち込まれ、投手陣崩壊の16失点を喫した。

 菅野は中村に2被弾を許すなど、変化球を打ち込まれる場面が目立った。阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチは「スライダーも曲がり切れていなかったというのは、見て受け取れましたけどね」と話した。

 ただ、この日は直球の最速が149キロと前回登板の17日・中日戦(バンテリン)の最速144キロと比べ、本来の球威は戻っていた。阿部コーチも「ボール(球)になるストレートはいいボールだなあと思うけど」と球威の高さは感じ取っており、「ボール(球)にいい球投げられるんだから。ゾーン内に投げれるはずなんですよ。そこでもっと勝負してほしいな、というのはある」と注文した。

 エースが背信の投球でチームは大敗。25日にも自力優勝の可能性が消滅する。阿部コーチは菅野の次回登板に、「完封してもらいたいですよ。中継ぎ陣の負担を減らすためにも、自分がお手本となるようなピッチングをしてもらえたらなと思います」と要望を口にした。

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