大阪桐蔭・西谷監督も悲痛 広島商辞退に動揺隠さず「広島商の選手思うといたたまれない」

 第94回選抜高校野球大会の大会本部は25日、1回戦に勝利していた広島商が複数の新型コロナウイルス判定を受けて、2回戦以降の試合を辞退すると発表した。

 広島商の辞退を受け、大阪桐蔭が不戦勝で2回戦突破。これを受け大阪桐蔭・西谷浩一監督(52)が代表取材に応じコメントした。

 「予想していなかったため動揺しています。先ほど広島商の荒谷忠勝監督から、新型コロナウイルスの感染者が出たため、出場を辞退する旨の連絡を電話で受けました。広島商の選手たちのことを思うといたたまれない気持ちになり、かける言葉も見当たりません」

 また、荒谷監督とは「『ぜひこのあとも頑張ってほしい』と言葉を頂きました。私としては『こんな大変な時にご連絡を頂きまして』としか返すことができませんでした」といったやり取りがあり、「広島商の思いを背負いながら、次戦への準備をしていきたいと思います」と付け加えた。これで春夏通算58勝となり、PL学園を率いた中村順司監督に並ぶ2位タイとなった。

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