広島商22得点、同校の甲子園得点記録106年ぶり更新 次の目標は「全国制覇」
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「選抜高校野球・1回戦、広島商22-7丹生」(23日、甲子園球場)
伝統校の広島商が記念の白星を大勝で祝った。
初回、2回とイニング連続で打者一巡の猛攻。15四死球と相手投手の乱れや敵失にも乗じて16安打で22点を挙げた。
20年ぶりの春1勝は「大正」「昭和」「平成」「令和」の4元号勝利。3安打3打点をマークした主将の植松幹太内野手は「ひとつ勝つのが目標だった。次は全国制覇。決勝では広陵とやりたい」と同県の名門との対決を望んだ。
春1回、夏6回の優勝を誇る名門。荒谷忠勝監督(45)は「相手投手のスライダーを見極めることができた。一戦必勝で臨む」と自然体を強調した。
広島商として、甲子園では1916年夏・1回戦の中学明善戦(19-4)を上回る1試合の得点記録となった。21世紀枠の丹生は2回に4安打を集中し一気に4点を挙げ、一時逆転したが、投手陣が抑え切れなかった。