大分舞鶴・奥本さわやか9K 一般入試で進学校の門「夏に絶対戻って来たい」

 「選抜高校野球・1回戦、浦和学院4-0大分舞鶴」(19日、甲子園球場)

 スコアボードの数字は0-4だが、大分舞鶴・奥本翼投手(3年)の表情はすがすがしかった。7回4失点1被弾も9奪三振の力投で「思った以上に真っすぐで押せて、詰まらせた」と手応えを感じた。

 子供のころから憧れた文武両道の大分舞鶴。そのユニホームを着て甲子園のマウンドに立ったのは奥本が初めてだ。「夢がかなった」と試合を楽しんだ。

 一般入試で難関校の門をくぐり、入学後はスポーツ推薦組に負けじと猛練習。平日2時間、週末4時間の限られた練習時間を有効に使い、カーブやスプリットなど変化球を磨いてきた。帰宅後は勉強の日々。父・貴行さん(49)が「夕飯や入浴の後はずっと自分の部屋で勉強しています」と舌を巻くほど文武両道を地で行っている。

 全国レベルを体験し課題も見えた。四回、高山に浴びた2ランを「浮いたスプリットを持って行かれた」と反省。「変化球の制球を上げて夏に絶対戻って来たい」。次の目標は聖地の1勝だ。

 ◆奥本 翼(おくもと・つばさ)2004年9月2日生まれ、17歳。大分県出身。179センチ、72キロ。右投げ右打ち。投手。小学2年で野球を始める。中学時代は大分リトルシニアで投手と遊撃手。3年時にU15東アジア大会出場。大分舞鶴で1年時からベンチ入り。書道8段、英検3級。

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