中畑清氏VSラミレス氏 始球式対決で舌戦「にぶってるな」「あやしいなと」
「DeNA-ヤクルト」(17日、横浜スタジアム)
DeNAは、10月17日(日)のヤクルト戦を対象に『YDB 10th ANNIVERSARY GAME』を開催。中畑清氏、アレックス・ラミレス氏が登場し、球団誕生10周年を記念する試合前セレモニー「YDB 10th ANNIVERSARY CEREMONY」を実施した。
雨のため試合開始が1時間遅れたが、中畑氏、ラミレス氏がグラウンドに登場すると雨はあがり大きな拍手が送られた。中畑氏は監督時代を振り返り「苦しかったね~。全く勝てなかったからね。でも楽しかった」と笑顔で振り返った。ラミレス氏は「本当に素晴らしい5年間でした。近い将来もこれがずっと続くと信じています」と話した。
セレモニアルピッチでは中畑氏がマウンドへ、ラミレス氏が打席へ。事前に「打っていい」と打ち合わせしたが、初球はファウル。2球目は遊撃へ打球が飛んだ。中畑氏は「(ラミレスは)にぶってるな。でも打ち直しで少しは楽しんでもらえたかな」と満足顔を見せた。ラミレス氏は「あやしいなと思ったが、実際はちゃんと球が来て“うわ、やばいきた”と初球ミスをしたが、その後さらに同じぐらいいい球が来て打つことができて本当によかったです」と話した。
二人は再びユニホームを着たいかとの問に中畑氏は「ぼちぼちいい年になってきたしさ、現場復帰も年を考えると厳しいなと。話があれば聞くよ」と67歳の中畑氏。ラミレス氏は「現状は家族との時間を大切にしたいと考えている。また来週バラエティーの撮影があるので準備をしたい」と笑わせた。
現在最下位に沈むDeNA。17日の試合前でチーム防御率は4・17と12球団ワースト。中畑氏は「投手陣の整備が今一番やらなきゃいけないチーム状態だと思う。持ち場から行ったら腕の見せ所だよ、大輔の」と三浦監督に期待を寄せた。