西武から戦力外の藤田がイップスを告白 今後は苦しむ人の「手助けをできるように」

 西武から戦力外通告を受けた藤田航生投手(22)が3日、コメントを出した。現役生活の中でイップスに悩まされていたことを告白。今後は、自身のように体を思うように動かせないことで苦しむ人を助けたいとの思いを明かした。

 藤田は弘前工から2015年のドラフト9位で西武に入団したが、16年から20年の5シーズンで1軍の公式戦登板はなかった。

 プロ生活を、「僕は地方から出てきたので、埼玉西武ライオンズに入った時は全てが新鮮と感じたことを思い出しました」と振り返った藤田。「ファンの皆さまには、今まで応援していただきありがとうございました、と伝えたいです」と感謝の思いとともに、「そして一軍のマウンドで投げる姿を見ていただくことができず終わってしまい、悔しい気持ちです」と無念さもにじませた。

 プロ生活の中で、「イップスになってしまい、思うように投げられないことがありました」とも告白。「実は高校時代、怪我をしたときに理学療法士を志したこともあり、今後は自分のように、思うように身体を動かせなかったり苦しんでいる人達の手助けをできるようになりたいです」と次のステップへの思いを寄せた。

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