巨人 八百板から逆転サヨナラ!G初打席で中前適時打 対De戦連敗「6」で止まった
「巨人7-6DeNA」(15日、東京ドーム)
巨人が総力を結集して白星をつかみ取った。DeNA戦の連敗を6で止める劇的な逆転サヨナラ勝ち。歓喜の輪でナインの笑顔がはじける。2点ビハインドから始まった九回のドラマ。伏兵の一打が重い扉を開けた。
1死一、二塁の場面で八百板が代打で登場。巨人での初打席は「気持ちで打ちました」と中前に運ぶ適時打で1点差とした。坂本の適時打で同点とし、なおも1死満塁。岡本和の浅い左飛で三走の八百板は快足を飛ばし、本塁にヘッドスライディング。自己最多タイの100打点をマークした岡本和は「あのフライだったら、僕がランナーだったら走ってない」と感謝した。
八百板は楽天時代の17年に支配下登録されたが、19年オフに戦力外となり、巨人と育成契約。今年の2月に支配下選手契約を結んだ。この日、今季初昇格した24歳の苦労人は「やっと巨人の一員になれた気がします」と充実感を漂わせた。八百板卓丸(やおいた・たくまる)を原監督は「“ヤオマル”って僕は言っちゃう」と笑い、「まだまだ若いし、彼は洋々と未来が開けていると思います」と期待した。
価値ある1勝をつかんだ原巨人。勢いを付けて17日からのヤクルト2連戦、19日の阪神戦にワンチームで挑む。