巨人・小林 連敗脱出弾!801日ぶり1号 原監督ビックリ「疑ったんじゃなくて!」
「広島1-2巨人」(12日、マツダスタジアム)
“地元”の風が値千金の一発を呼び込んだ。巨人・小林が自身801日ぶりの本塁打となる決勝の1号ソロを放った。接戦を制して1日・ヤクルト戦(京セラ)以来の白星をつかみ、引き分けを挟んでの連敗を「6」でストップした。
息詰まる投手戦だった。同点の七回、2死走者なしの場面。床田から左翼ポール際へ勝ち越しアーチを運んだ。「いつもだったら、もしかしたら切れているかもしれないですけど、広島の地でジャイアンツファンが押してくれた」。広陵高校時代に過ごした場所で輝きを放った。
打撃に苦しんできた小林の予期せぬ一発にみんなが笑顔になった。ベンチは盛り上がり、原監督は「まあ少し、こういう感じ(目をこする動作)で見ましたけどね」と“仰天”した。
試合前まで打率・114だった。だが、「(目を)疑ったんじゃなくて!何て言うの、疑ったわけじゃない」と笑顔の指揮官。結果こそ出ていなかったが、「悪くないんですよ、このところ。練習通り出たというところだと思いますよ」と打撃の状態が上がりつつあったことを明かした。
菅野の4勝目を呼ぶ好リードも見逃せない。攻守で躍動し、負の連鎖を止めた小林。ここから巻き返しへ貢献していく。



